【みがく10分】高頻度接触面(HTS)から日々の拭き掃除を考える^^

おはようございます^^
物多(ブッタ)な家のカオス収納を経て、2017年から過ごしやすいお家をめざして絶賛取組み中のmarimoです♪

おはよう^^のご挨拶に☆よろしくおねがいします♪
(ご挨拶いただけると、両手を上げて喜びます.笑)
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コロナウイルスの影響が日々の生活にも及んでいますね。
我が家では先日記事にした通り、小mrimoは休校対応で自宅にいます。
ですが、親は仕事に行くために電車に乗り、多くの人と接触をして生活しています。
今日はウイルスから家を守るための掃除について考えたいと思います。

高頻度接触面とは

先日、テレビで「HTS(高頻度接触面)」を重点的に清掃しましょう、と言っていました。
HTS(高頻度接触面)という言葉を初めて聞いたので「?」が飛びましたが聞いて納得。

marimo
marimo

環境由来の病原体は手指を介して広がるので

頻繁に手が触れる場所を重点的に清掃しましょう

ということ^^

なるほど〜
確かに、ウイルスが怖くて除菌除菌!と言っていても、手当たり次第だと疲れますもんね。
これらの用語は主に医療機関や福祉施設等で使用されるようです。

ちなみに分類はこんな感じです。
(引用:日本環境汚染学会HP)

高頻度接触面
ドアノブ/ベッドサイドレール/ライトのスイッチ/トイレのレバーやハンドル、手すり/清掃・消毒方法
定期的(頻繁)清掃:低水準、中水準消毒

低頻度接触面
<水平面>床、窓の敷居など
<垂直面>壁、ブラインド、カーテンなど清掃・消毒方法
定期的清掃:汚染時の低水準、中水準消毒

参考にした日本環境汚染学会が新型コロナウイルスに関する文献も出していました。
医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(PDFデータ)

この中から、環境消毒の有効性について引用しておきます。

6) 環境消毒
新型コロナウイルス感染症の原因病原体であるSARS-CoV-2は、エンべロープを有するためアルコールに感受性を有します。
また、0.05%の次亜塩素酸ナトリウムも有効と考えられます。⾼頻度接触部位、聴診器や体温計、⾎圧計等の器材などは、アルコールや抗ウイルス作⽤のある消毒剤含有のクロスでの清拭消毒を⾏います。
このウイルスは気道分泌物だけでなく、糞便からも分離されますので、感染者が使⽤したトイレの便座や⽔道のハンドルも消毒の対象となります。

やはりアルコールや次亜塩素酸ナトリウムは一定の効果があると捉えられているみたいですね^^

自宅での清掃を考える

さて、高頻度接触面が理解できたので、自宅での清掃にどのように取り入れるかを考えます。

清掃を強化したい場所

まず、どの場所を強化するかという話。
最初に浮かんだのはドアノブです。

帰宅後すぐに手を洗うことにしていますが、リビングに入るまでに1つドアがあります。
そのドアは毎日手洗い前に触れているということが、すっかり頭から抜け落ちていました。
ここは乾いた布やアルコール消毒が必要になりそうです。

もしくは、このドアを開ける手前に洗面があるので、そちらでまず手洗いをするのが良いかもしれません。

ベッドには手すりがないので、あとは電気のスイッチやテーブルなどは気をつけたいと思いました。

汚れの除去

除菌をする前に汚れの除去をすることが大切、と言われています。
以前記事にした100円ショップのスクイージーによる汚れの除去は恐らく有効な手段だと思います。

【掃除15分】100均スクイージーに切り込みで本当にホコリが取れる!?

当時の記事に「健康になりたければ家の掃除を変えなさい」の著者である松本忠男さんの言葉を引用しました。
乾いた汚れには乾いた状態のまま取るのが良い、ということ。

とても分かりやすい例えがあったのでご紹介したいと思います。

汚れを小麦粉に置き換えて考えてみてください

ということ。
小麦粉は白いですし粒子も細かいので目視しやすいですね。
そこで

marimo
marimo

テーブルに小麦粉をまいて

拭いてみました♪

実際に小麦粉をまいてテーブルを拭いてみました。

皆様はいつもテーブルをどのように拭きますか?
乾いた汚れは乾いた状態のままで、とおっしゃっていましたよね。

乾いたウエスでザーっとジグザグに拭いてみました。

松本忠男さんは、汚れを除去するには、吸い取ったりつかみ取ったり上方向に働く力が必要、とおっしゃっています。
いくら乾拭きでも左右にこすれば菌やホコリは広がります。
ということ。

一方向(雑巾の一辺が常に進行方向を向いている状態)で拭くのが良いということ。
コの字に拭くイメージですね。
そうすれば

ある程度拭き取ることができました。

次に水拭き。
これはどうなるでしょうか。

拭いた後は

思ったより「取れた!」という実感がありますが、布巾にもテーブルにもネバネバが残っている感じがします。

少し時間が経つと…

拭き残った小麦粉が乾いて現れました^^;

松本忠男さんによると「小麦粉はパラパラしていますが、濡れタオルで湿らせるとねっとりデレデレになる。その状態でタオルを左右に動かしたらあたり一面に広がりますし、細かい傷などがあればそこにも入り込んでしまう」
ということ。

書かれている通り、我が家のテーブルは細かい横の溝が入ったデザインなので、そこに粉が入り込んで乾いたときには筋状の白い線ができてしまいました。完全に塗り広げられましたね。

ですので、まずは乾拭きかスクイージーに切り込みを入れたもので除去してからアルコール除菌する必要があるということがわかりました。
201806120635101b0.jpg
最近はいきなりアルコールスプレーをして拭きあげるだけだったので、やり方を変えようと思いました☆

おまけ:環境整備のQ&A

先にご紹介した日本環境汚染学会HPの中に環境整備のQ&Aがあったので抜粋し共有します^^
新型コロナウイルスに特化したものではありませんが、参考になりますよ。

1.環境表面の消毒は必ずしも必要がなく、日常清掃が重要である
A. YES
ただし、接触予防策が必要となる場面では消毒が必要である場合がある2.ドアノブやベッド柵などの高頻度接触面は床や壁などと同じ頻度で清掃する
A.NO
高頻度接触面は、床や壁などよりも頻繁な清掃を行う

3.病院の流し台には病原微生物が繁殖しているので、消毒薬による消毒を毎日実施することが推奨される
A.NO
流し台等の水回りは消毒してもすぐ微生物が繁殖するのでこまめな清掃より衛生的に管理し乾燥状態を保つ。流し台周辺には機材やリネンを置かない

いかがでしょうか。
復習になりますね♪

要所を捉え正しい清掃を

インフルエンザやこういったコロナウイルスなどが流行ると、とにかく「掃除しなきゃ!」となりますが、手当たり次第に様々な場所をゴシゴシ擦りまくっても、結局汚れや菌を塗り広げているだけになっている可能性があります。

場所を絞りながら、正しいやり方で清掃する方が効果が高い場合もありますよね。

marimoはずぼらなので、手順を省いていることも多々ありましたが、高頻度接触面については特に意識をして清掃していこうと思いました♪

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コメント

  1. ash より:

    なるほど~!!
    つい濡らしたふきんで拭き取ろうとしますよね。覚えておきます。
    前に水掃除機の営業の人が、「掃除機をかける家ほど埃っぽい」と言ってました。
    確かに掃除機はゴミを取るだけで、埃は空気と一緒に吐き出しますもんね。舞うよ、そりゃ。
    つい、床掃除=掃除機、と思いこみがちですが、どういう結果にしたいかによって掃除方法も変えるべき…。頭使えってことですね。。
    …でも掃除くらい気軽にやりたい…とも思う面倒くさがりです…。

  2. Nick Ollie より:

    わぁ、こんなに広がってしまうのね。ちゃんと見える化してもらえて分かりやすかったです。

  3. スマイル より:

    ご無沙汰しています。
    お元気ですか?
    すごく勉強になりました。
    やり方でこんなに違うとは…
    ありがとうございました

  4. 猫山風太郎 より:

    おぉ!分かり易い!
    伸ばしてるだけの拭き掃除でしたわー( ノД`)

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